中国での麺の分類

日本では、粉を練って細長く成形したものを麺とよんでいますが、中国で「麺(ミェン)」というと小麦粉を使った料理を指します。たとえば、パンは「麺包(ミェンパオ)」ですし餃子や肉まんなども麺の一種とみなされます。ラーメンなど、日本の麺と同じような細長い形状のものは「面条(ミャンティアオ)」とよばれています。中国では細長い形状であっても蕎麦粉や米粉を使ったものは、本来は麺とはいわれません。今回は細長い形状をしたものを麺として紹介しています。

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さまざまな麺

日本では別物のようになってしまった「拉麺(ラーミェン)」。本来は切って作られる切麺に対して、手で延ばす麺を指していました。中国では地方の名前を冠した蘭州拉麺や河南拉麺など、日本でいうところのご当地麺が有名です。手でのばす拉麺に対して、包丁で削り出して作るのが「刀削麺」。山西省で誕生したといわれています。山西省は「麺のふるさと」といわれるほど、多様な麺文化が発達した地域です。生地を箸や竹の棒などではじくようにして作る「撥魚(ポーユイ)」、猫の耳のような形の「猫耳(マオアール)」なども山西省から生まれた麺類だといわれています。日本でも人気の高い「担担麺」は四川省の麺料理。もともと天秤にかついで売られていたことからこの名前が付けられたといわれる麺なので、汁がないものが定番とされています。「ワンタン麺」は広東料理。香港やマレーシア、シンガポールなどでも一般的に食されています。麺とワンタンを一緒に摂る習慣はなかったのですが、餃子などの中に麺を入れることがあり、そこから発展して考案されたのではないかといわれています。麺を炒める料理法で作られるのが「炒麺(チャオミェン)」。日本でいうところの焼きそばです。中国をはじめ、世界中で食べられています。米粉から作られた麺が「河粉(ハーフェン)」で、東南アジアをはじめとする地域に広く伝わっていきました。他に米から作られた麺類として「ビーフン」「春雨」があります。

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